3Dアニメーションとは?ソフトを使って3Dを始めよう!
2023/08/25
近年、3Dアニメーションにおいて、驚くべき進化が見られます。
それに伴い制作物の質も高まり、映画やテレビ番組だけでなく、ゲームやCMなど多岐にわたって活用されるようになりました。
しかし、その裏にはどのような技術や知識が必要で、どのような苦労があるのでしょうか?
本稿では、3Dアニメーションの業界の現状について探り、未来予想について考えてみます。
目次
3Dアニメーションの定義と種類
まず、3Dアニメーションとは、3Dコンピューターグラフィックスを用いて制作されたアニメーションのことです。
3Dアニメーションは、実写フィルムでは表現できない世界観や、キャラクター像を自由自在に表現することができます。
一般的な3Dアニメーションには、コンピューターアニメーション、映画、ビデオゲーム、テレビアニメーションなどがあります。
テレビアニメーションは、一般的にリアルタイムレンダリングが必要で、ビデオゲームに使われることが多いです。
一方、映画は主にプリレンダリングで制作されます。
(レンダリングとは、計算をしてCGを生成することを言います。その計算がリアルタイムの場合は、リアルタイムレンダリングと言われ、事前にレンダリングされているCGのことをプリレンダリングと言います)
また、3Dアニメーションには、手描き調のアニメーション、フォトリアルなアニメーション、ポリゴンアニメーションなど、さまざまな種類があります。
手描き調のアニメーションは、アニメーションキャラクターの描き心地を再現したもので、女性ファン層に人気があります。
フォトリアルなアニメーションは、現実の世界を再現したもので、映画やCMによく使われます。
ポリゴンアニメーションは、多角形の3Dモデルを使ったアニメーションで、ビデオゲームやテレビアニメーションによく使われます。
3Dアニメーションは、その表現の幅広さや高度な技術力から、今後ますます需要が高まりそうですね。
3Dアニメーション業界の現状と課題
3Dアニメーション業界は今、大きな発展を遂げています。
映画やテレビ、ゲームなど、様々なエンターテイメント産業において3Dアニメーションの需要が高まっていることから、この分野への投資や注目が集まっています。
しかし、大量生産される低品質な作品が多くなり、オリジナル性を持った作品の制作が難しくなっているという課題もあります。
また、3Dアニメーションの技術が日々進化しているため、業界の人材不足や専門教育の必要性も高まっています。
今後は、創造性を重視した高品質の作品制作や、人材育成に力を入れることが求められていくでしょう。
かくいう、弊社でも、3DCGクリエイターの育成に力を入れています。
3Dアニメーションの需要拡大と市場規模予測
近年、3Dアニメーションの需要が急速に拡大しているのはご存じでしょうか。
これは、3Dアニメーション技術が向上し、今までよりも高品質なものが作成できるようになったことが背景にあります。
また、映画やテレビのエンターテイメント産業の成長によって、これらの業界においても3Dアニメーションの利用が一層増えています。
さらに、ビジネスや教育分野でも3Dアニメーションの需要が高まり、効率的かつ効果的なコミュニケーション手段として活用されるようになっています。
今後も、3Dアニメーションの需要は増加し続け、市場規模はさらに拡大することが予測されます。
特に、技術の進歩や新たな需要の創出によって、急激な成長が期待されていますね。
3Dアニメーション制作に求められるクオリティと表現力
なので、3Dアニメーション制作のクオリティと表現力は、より高度なレベルが求められています。
一つのシーンには膨大な数のデータが必要となり、緻密なデザインと演出が不可欠です。
また、キャラクターや背景など、自然な流れを表現するためには動きや表情のリアリティが必要です。
クオリティと表現力を高めるためには、緻密なプロデュース力が必要です。
ストーリーやキャラクターの細部までも熟知したプロデューサーやアニメーターが、最高のクオリティを作り上げるためには欠かせません。
また、デザインに注力することも重要です。
鮮やかで緻密なデザインは、視聴者を物語の世界へと引き込むことができますよね。
一方、表現力はさらに派手なアクションや感情表現などにも力が必要となります。
難しそうな印象を与えてしまったかも知れませんが、3DCGは「やりたい!」という思いがあれば誰でも始めることが出来ます。
なぜなら、個人でも始められるソフトがあるからです。
3Dアニメーションを制作するために必要なソフトウェアと人材
3Dアニメーションを制作するためには、専門的なソフトウェアが必要になってきます。
代表的なソフトウェアとしては、MayaやBlenderなどが挙げられます。
Maya は複雑でリアルなキャラクターや映画並みの魅力的なエフェクトを作ることができます。ただし、有料になってしまいますが…。
一方blenderは無料で3DCGアニメーションを制作できます。ただ、初心者には難しいのでネットにある教材を見て行うのが良いでしょう。
また、有料に比べサポートも充実しているとは言えません。
なので、スクールなどで教えて貰うのも手かもしれませんね。
弊社では、blenderはもちろん3DDGのスクールを行っております。
ひとりひとり面談があるので、分からない点があれば講師に聞ける環境が整っております。
詳しい記事はこちらになります。
ご興味があれば、是非一度読んでみてくださいね。